日産グループの労働組合「日産労連」の政治団体で会計を担当していた元派遣社員が、団体の政治資金260万円を着服したとして業務上横領の疑いで逮捕されたことが、2024年(令和6年)3月8日のNHKニュースで報じられた。
日産グループの労働組合「日産労連」の政治団体2つから横領
逮捕されたのは、日産グループの労働組合「日産労連」の政治団体に勤務していた元派遣社員(61)。
警視庁によると容疑者は2019年10月、政治団体の預金口座から268万円を自分の口座に振り込んだとして業務上横領の疑いが持たれている。
容疑者は団体の通帳や印鑑を預かっていて、政治資金収支報告書に架空の支出を記載して偽装していたという。
着服額が多額となったことを周囲に打ち明けたことで懲戒解雇され、政治団体から刑事告訴を受けて警視庁が捜査していたという。
容疑者は他の政治団体でも会計を担当しており、警視庁の調べに対し容疑を認めた上で「2つの政治団体から合わせて1億4000万円以上横領した。交際相手が経営する店のテナント代などに充てた」と供述しているという。
なお、2024年3月9日の時点で日産自動車はこの件に関してプレスリリースを発表していない。
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