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フェアレディZ(Z34) NISMOとVersion NISMOの違い

フェアレディZ nismo

「フェアレディZ NISMO」が2013年6月24日に発表・発売された。
フェアレディZ NISMOは、フェアレディZをベースとしてNISMOブランド戦略に基づく高性能プレミアムスポーツバージョンとして設定されたグレードで、2013年1月に発表した「ジュークNISMO」に続く第二弾となる。

フェアレディZ(Z34) NISMOとVersion NISMOの違い

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Version NISMOのリニューアル版?

フェアレディZには以前から「フェアレディZ Version NISMO」というグレードが存在したが、フェアレディZ NISMOの発売に伴いラインナップから姿を消した。

しかし見た目はほとんど変わらないため、グレード名称を「Version NISMO」から「NISMO」に変更しただけかと思ったら…

フェアレディZ NISMOの変更点

「フェアレディZ NISMO」の「フェアレディZ Version NISMO」からの変更点は以下の通り。
変更は内外装に集中している。

外装

  • エアロパーツをボディ同色からダークグレーに変更
  • ドアミラーをボディ同色からダークグレー(レッドライン入り)に変更
  • フロントバンパー内のルーバーにレッドライン追加
  • アルミホイールの色をシルバーからダークメタリックに変更
  • リアフォグランプ追加
  • リアフォグランプ追加に伴うリアバンパー下部の形状変更
  • リアの「NISMO」エンブレムの「O」の部分をレッドに変更

内装

  • ステアリングホイールの素材を本革のみから本革とアルカンターラのコンビネーションに変更し、レッドのセンターマークを追加
  • タコメーター文字盤外周部にレッドのリング追加
  • シートセンター部の色をレッドからブラックに変更

NISMOの高性能プレミアムスポーツバージョンというブランドコンセプトを表現すべく、通常モデルとの違いを分かりやすくする方向で内外装の変更が行われている。

エンジンや足回りは変更の必要がなかった?

「Version NISMO」から「NISMO」への変更点が主に見た目に集中しているが、もともとVersion NISMOというグレードが通常モデルのフェアレディZをチューニングしたモデルとなっている。
その上現行モデルのZ34型フェアレディZは2012年7月にマイナーチェンジが行われており、その際にVersion NISMOもマイナーチェンジを受けている。

内容はエンジンのトルクアップやブレーキホースの強化、タイヤ銘柄の変更にとどまらず、タイヤ銘柄の変更によりグリップが向上して路面からの入力が大きくなるという理由でボディの補強やサスペンションのブッシュまで変更するという本格的な改良が行われている。

このマイナーチェンジからわずか1年で「Version NISMO」から「NISMO」への変更が行われた。

2019年5月19日追記:フェアレディZ NISMOはその後2014年7月にマイナーチェンジを受けて外観が変更され、2017年7月には仕様変更が行われた。

日産 フェアレディZ NISMOを展示
2017年7月に仕様変更が行われたフェアレディZ。日産グローバル本社ギャラリーでは、フェアレディZ NISMOが2017年8月25日までの予定で展示されている。
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