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日産、レーシングカーR89Cを展示

1989年ル・マン24時間レースに出場したニッサンR89Cが、2014年6月10日から7月18日まで日産グローバル本社ギャラリーで「ル・マン参戦ヒストリー」と題して展示されている。

なお、今回の展示車はル・マン参戦車そのものではなく、同型の国内レース参戦車である。

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日産デザインのカラーリング

ニッサンR89C

ニッサンR89Cは1989年に制作されたグループCカーで、英国ローラ社製シャシーに日産製3.5リッターV型8気筒エンジンを組み合わせた。
現在では当たり前となったテレメトリーシステム(遠隔測定装置)が初めて本格的に導入された。

1989年6月10・11日に開催された第57回ル・マン24時間レースでは3台のR89Cと1台のR88Vが出場したが全車リタイア。
R89Cの結果は、
23号車(長谷見昌弘/星野一義/鈴木利男組):予選19位・決勝リタイア(167周)
24号車(J・ベイリー/M・ドネリー/M・ブランデル組):予選12位・決勝リタイア(259周)
25号車(G・ブラバム/C・ロビンソン/A・ルエンダイク組):予選15位・決勝リタイア(57周)
R88Vは32号車(和田孝夫/森本晃生/A・オロフソン組):予選39位・決勝リタイア(221周)であった。

R89Cはル・マンだけでなく1989年~1990年のJSPCでも使用され、23号車(星野一義/鈴木利男組)と24号車(長谷見昌弘/A・オロフソン組)が出場した。
今回の展示車は1989年~1990年JSPCに参戦した23号車カルソニック・ニッサンR89Cで、日産がデザインしたカラーリングとなっている。

ニッサンR89C(1989年~1990年JSPC出場車)

ヘリテージコレクションNo.118
全長:4,800㎜
全幅:1,990㎜
全高:1,100㎜
ホイールベース:2,794㎜
トレッド(前/後):1,600/1,560㎜
車両重量:900㎏以上
サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/ダブルウィッシュボーン
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
タイア(前・後):275/625-17・330/700-17

エンジン主要諸元

エンジン型式:VRH35(V8・DOHC)
総排気量:3,496㏄
最高出力(ネット):588kW(800ps)以上/7,600rpm
最大トルク(ネット):784N・m(80.0kgf・m)以上/5,600rpm

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