日産グローバル本社ギャラリーでは、2013年3月17日から4月14日までインフィニティのコンセプトカーを展示するイベントがあり、同時に日本では発売されなかったインフィニティFXの限定車も展示されました。
日本未発売の限定車インフィニティFX セバスチャン・ベッテルバージョン
限定200台
インフィニティFX セバスチャン・ベッテルバージョン(INFINITI FX SEBASTIAN VETTEL VERSION)は、2010・2011・2012年度F1世界チャンピオンでインフィニティのブランドアンバサダーを努めるセバスチャン・ベッテル選手とインフィニティとのコラボレーションによって生まれました。
2011年3月に開発がスタートし、半年後のフランクフルトモーターショーで公開した後、2012年3月に発売。
今回の展示車は、2011年フランクフルトモーターショーで展示された試作車で、エンジンカバーにはベッテル選手と日産の中村史郎チーフ・クリエイティブ・オフィサーのサインが残されているそうです。
ヨーロッパと中東を合わせて200台が限定販売されましたが、そのうちヨーロッパでの販売台数は50台で、ベッテル選手自身もオーナーとなっています。
マットホワイトにカーボン製エアロ
3度のF1世界チャンピオンに輝いたベッテル選手のアドバイスで空力セッティングや内装がしつらえられた、インフィニティFX セバスチャン・ベッテルバージョン。
V8・5リッターのVK50VE型エンジンは最高出力を395PSから420PSに向上させ、インフィニティブランドの車種で最速のパフォーマンスを与えられています。
カーボン製のパーツがふんだんに使用され、エアロパーツだけでなくフロントグリルやドアミラーカバーにも使われています。
足回りにはブラックの21インチアルミホイールを装備し、サスペンションは20mmのローダウンが施されています。
左右フロントフェンダーにはセバスチャン・ベッテルバージョンの専用エンブレムも装着されています。
ボディカラーはカーボンパーツとのコントラストをつけるためマット(つや消し)ホワイトに塗装され、スペシャル感を演出しています。
エアロパーツは、ベッテル選手が所属するレッドブルのF1マシンを参考に開発されました。
フロントのデザイン変更やリアウイングなどによって空気抵抗を5%低減し、ダウンフォースは30%も向上しています。