日産 「シーマ」「フーガ」「スカイラインHV」の生産を終了 理由は?

2022年(令和4年)3月31日、NHKのニュース番組「おはよう日本」は独自ニュースとして日産自動車の高級車「シーマ」と「フーガ」が8月までに生産終了になると報じた。

2022年3月31日16時25分追記:NHKが報じた後、日本テレビは「シーマ」「フーガ」に加えて同じエンジンとハイブリッドシステムを搭載する「スカイライン」のハイブリッド車も生産を終了すると報じた。

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日産 「シーマ」「フーガ」の生産を終了 理由は?

シーマ ハイブリッド

生産終了は搭載されているエンジンが今年の秋から強化される騒音規制をクリアできないというのが理由で、改良をせずに生産を終えることとした。
日産は、同じエンジンを搭載する「フーガ」の生産も8月までに終了する方針を固めた。

日産 フーガ ハイブリッド

シーマは1988年(昭和63年)に初代モデルが発売され、最も安価なグレードでも380万円台だったが、バブル経済を背景に最初の1年で3万台近くが販売された。
「シーマ現象」という言葉も生まれ、1988年の新語・流行語大賞の流行語部門で銅賞に選ばれた。
しかし、2021年(令和3年)の販売台数はシーマ75台、フーガ580台にとどまった。

消費者のセダン離れで売れ行きが低迷していることや、クルマのEV化が加速しているために車種ラインナップを再編する必要性に迫られていることも生産終了の背景にあると考えられる。

日産 星野朝子副社長がスカイライン開発中止を否定
日産自動車の星野朝子副社長は2021年6月15日、新型車「ノート オーラ」の発表会で次期スカイラインの開発が中止されたとの報道を否定した。
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