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NYと日本の違い NV200タクシー

日産 NV200 ニューヨーク市タクシー サイドビュー

日産銀座ギャラリーでは、NV200ニューヨーク市タクシーの量産仕様車を2013年10月17日から11月10日まで展示している。

日本仕様の「NV200バネットタクシー」とはどこが違うのだろうか?

NYと日本の違い NV200タクシー

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アメリカ向けは専用ボディ

NV200ニューヨーク市タクシーは、メキシコにある日産クエルナバカ工場で生産されるアメリカ向けの「NV200」をベースにしており、神奈川県平塚市の日産車体湘南工場で生産される日本仕様の「NV200バネット」に比べボディサイズとエンジン排気量が拡大されている。

ボディサイズの違いは下表の通り。

NV200ニューヨーク市タクシーNV200バネットタクシー
全長(mm)4,7254,400
全幅(mm)1,7271,695
全高(mm)1,8541,850
ホイールベース(mm)2,9212,725

全長、全幅だけでなくホイールベースまで異なっているが、NV200はアメリカと日本・ヨーロッパで別々のボディとなっている。
日本ではボディサイズによってナンバープレートが変わるため、商用車(バン)を4ナンバー、乗用車(ワゴン)を5ナンバー規格に収めるため全長4,700㎜以下、全幅1,700㎜以下のボディとなっているようだ。
また、ヨーロッパ向けのNV200も都市部での取り回しを考慮したためか、日本向けと同じボディとなっている。

NV200の燃費は?

NV200 ニューヨーク市タクシーに搭載されているMR20DE型エンジン

エンジンはアメリカ・日本・ヨーロッパでそれぞれ異なるエンジンが用意されるので、それぞれのデータを下表に掲載した。

NV200はアメリカでは商用車のみが販売されているが、日本とヨーロッパでは商用車(バン)と乗用車(ワゴン)の2種類が販売されており、NV200ニューヨーク市タクシーの燃費は発表されていないため、商用車の「NV200 COMPACT CARGO」のデータを掲載した。
日本のNV200バネットタクシーも燃費が発表されていないため、ベースとなった「NV200バネット ワゴン 16X-2R」を、ヨーロッパ向けは英国仕様のワゴン「NV200 CONBI」のデータを掲載した。

アメリカ仕様NV200
COMPACT CARGO
日本仕様NV200バネット
ワゴン16X-2R
英国仕様NV200
CONBI ACENTA
エンジン型式MR20DE(ガソリン)HR16DE(ガソリン)K9K(ディーゼル)
総排気量1,997cc1,597㏄1,461㏄
最高出力131hp/5,200rpm80kW(109ps)/6,000rpm110hp(81kW)/4,000rpm
最大トルク139lb-ft/4,800rpm152N・m(15.5kgf・m)/4,400rpm240N・m/1,750rpm
燃費24 mpg combined
(City / Highway) 、 km/l換算で10.2km/l
13.2km/l(JC08モード)5.5l/100km(combined)、 km/l換算で18.1km/l

アメリカで販売されている「NV200 COMPACT CARGO」の燃費は24mpg(10.2km/l)となっている。
10.2km/lというと燃費があまり良くないように見えるが、実はアメリカの燃費表示では夏を想定したエアコンONでの計測や急加速を想定した計測なども含まれるため、常時エアコンOFFで行われている日本のJC08モード燃費より実際の燃費に近い数値となっている。

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