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取り壊し前最後のイベント

日産銀座ギャラリーでは、現在の建物では最後となる特別展示イベントが2014年3月17日から3月31日まで開催されている。

入居するサッポロ銀座ビルが4月から取り壊されるためで、2016年初夏に予定されている新しいビルがオープンするまでの間、日産銀座ギャラリーは一時休館となる。
それまでの間日産ギャラリーは横浜の日産グローバル本社ギャラリーのみとなる。

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日産銀座ギャラリーの歴史

日産銀座ギャラリー フェアレディとGT-R

最後の展示車は1961年(昭和36年)のフェアレディ(SPL213型)と、最新のGT-R ピュアエディション。
今回展示されたフェアレディの詳しい記事はこちら
今回展示されたGT-Rの詳しい記事はこちら

日産銀座ギャラリーの歴史とその間に発売された主なモデルを紹介する大型のパネルが壁面に設置されている。
これによると、日産銀座ギャラリーの歴史は大きく3つに分けられるという。

1.三愛ドリームセンタービル2階にオープン

今からおよそ51年前となる1963年(昭和38年)8月、現在の場所の向かい側にある三愛ドリームセンタービル2階に日産銀座ギャラリーはオープンした。
オープン当初は当時発売されていた初代ブルーバード(312型)とフェアレディ1500(SP310型)が展示され、5人の初代ミス・フェアレディが案内役を努めた。
ちなみに、この時初代ブルーバードはモデル末期で、翌月(1963年9月)には2代目・410型へモデルチェンジする。
フェアレディ1500は1962年10月発売のモデル。

「フェアレディ優勝」という装飾の下にカーナンバー39のフェアレディ1500が展示された写真があるが、これは日産銀座ギャラリーがオープンする3カ月前の1963年5月に開催された第1回日本グランプリ・B-Ⅱクラス優勝車。
この車両は現在も日産に保存されている。

三愛ドリームセンタービルの2階は現在、ドトールコーヒーの「ル・カフェ・ドトール」となっている。

2.銀座サッポロビルに移転

1970年(昭和45年)に現在入居している銀座サッポロビルが完成し、日産銀座ギャラリーは1970年4月から現在の場所に移転した。
分かりやすく出入りしやすい場所にあることから待ち合わせ場所としても有名となり、単なる自動車メーカーのショールームに留まらず、銀座を代表するランドマークの1つとなった。

当時はショーウインドーのガラスが今よりも大きかったことが分かる。
赤い初代ローレルの後ろにボートが展示されているが、日産にはマリーン事業部(1995年日産マリーンとして分社化)もあった。

3.ルノーとのアライアンス後

2001年(平成13年)6月には白とシルバーを基調とした内外装にリニューアルし、現在の日産銀座ギャラリーとなった。
これは1999年(平成11年)にルノーとのアライアンスを組んだ日産が新しい日産ブランドを伝えるために行ったもので、V35型スカイラインの発表と同時にリニューアルオープンした。
日産ブランドを体感できるメディアという位置づけで新型車やヘリテイジカーの展示イベントを行ってきた。

この特別展示イベントは2014年3月17日から3月31日まで開催されている。

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