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日産 初代サニーを展示

日産の小型車「サニー」の誕生50周年の展示イベント「サニー50周年展」が、2016年4月2日から5月31日まで日産グローバル本社ギャラリーで開催されている。

今回は展示期間前期の2016年4月2日から4月17日まで展示されている、初代サニーを紹介する。

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ダットサン サニー1000 デラックス(1966年・B10型)

初代サニー

日本の戦後史の中で、1966年は「マイカー元年」と言われる。
それまで「ブルーバード」の価格はサラリーマンの年収を大きく超えており、手の届かない存在だった。
一方、軽自動車の性能は小型乗用車に大きく劣るものだった。

1966に登場した日産の小型大衆車はその状況を一変させた。
当時の平均年収とほぼ同じ41万円という価格ながら、軽自動車では望めなかった総合性能を実現する夢のマイカーとだったのだ。

その小型大衆車は、車名公募キャンペーンで「サニー」と命名され、1966年(昭和41年)年4月に発売されると、ブルーバードを抜いて日産の最量販車となった。

サニーは同年11月発売のトヨタ「カローラ」との販売競争を繰り広げ、38年間生産された。

2004年にサニーが生産中止になった後は「ティーダ」、そして現在は「ノート」が市場を受け継いでいる。

全長は3,820mmと現在のコンパクトカー並みだが、全幅は1,445㎜と、現在の軽自動車規格(1,480㎜)より狭い。
大人4人または大人2人と子供2人の組み合わせにはジャストサイズとなっていた。

ラジオ、時計だけでなくウインドウウォッシャーまでオプション設定となっていた。
展示車は3速コラムシフト。

ヘリテージコレクションNo.43
全長:3,820㎜
全幅:1,445㎜
全高:1,345㎜
ホイールベース:2,280㎜
トレッド(前/後):1,190㎜/1,180㎜
車両重量:645㎏
サスペンション(前/後):横置きリーフ・独立懸架/半楕円リーフリジッド
タイア:5.50-12-4PR

エンジン主要諸元

エンジン型式:A10型(直列4気筒・OHV)
総排気量:988㏄
最高出力:41kW(56ps)/6,000rpm
最大トルク:75N・m(7.7kgm)/3,600rpm

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