日産 バネットセレナ(初代セレナ)を展示

日産グローバル本社ギャラリーのヘリテージゾーンには、ミニバン「セレナ」の初代モデル「バネットセレナ」が2022年(令和4年)11月29日から2023年(令和5年)1月10日までの予定で展示されている。

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バネットセレナ FX Rio(1993年・C23型)

バネットセレナ FX Rio(1993年・C23型)

バネットセレナは、ワンボックスのバネット(C22型)の後継モデルで、愛知機械工業が設計と生産を担当した。
エンジン搭載位置こそ1列目シート下のままだが、前輪を前方に移動させてドライバーとハンドル・ペダルとの位置関係をセダンに近づけた。
これによってセダンに近い運転姿勢や運転感覚を得られるようになった。

登場時の車名は「バネットセレナ」だったが、1994年(平成6年)のマイナーチェンジで「セレナ」に変更された。
展示車はマイナーチェンジ前のバネットセレナで、リヤガラス左下に「VANETTE」のロゴが貼られている。

バネットセレナ FX Rio(1993年・C23型)のリヤビュー

エンジンは「ブルーバード」「シルビア」にも搭載されていたSR20DE型エンジンの他、GA16DE、CD20、CD20T、GA16DSを搭載。
サスペンションはリヤにワンボックス初のマルチリンク式を採用し、上級グレードには4輪操舵の「SUPER HICAS」をオプション設定していた。

バネットセレナ FX Rio(1993年・C23型)の運転席

バネットセレナは1991年(平成3年)から1999年(平成11年)までの8年でおよそ60万台が販売された。
ホンダ「オデッセイ」やトヨタ「ノア」とともに、1990年代のミニバンブームを牽引したモデルである。

1991年発売時のFX(2WD・ガソリンエンジン・AT)の東京地区希望小売価格は203万円。

バネットセレナ FX Rio(1993年・C23型)のシート

バネットセレナ FX Rio主要諸元

ヘリテージコレクションNo.461
全長:4,315㎜
全幅:1,695㎜
全高:1,870㎜
ホイールベース:2,735㎜
トレッド(前/後):1,450㎜/1,450㎜
車両重量:1,440㎏
サスペンション(前/後):ストラット/マルチリンク
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ドラム
タイヤ:195/70R14

バネットセレナ FX Rioエンジン主要諸元

エンジン型式:SR20DE(直列4気筒・DOHC)
総排気量:1,998㏄
最高出力:96kW(130ps)/6,000rpm
最大トルク:172N・m(17.5kgf・m)/4,800rpm

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