インフィニティQ60 中国仕様を展示

日産の高級ブランド「インフィニティ」の2ドアクーペである「Q60」の中国向けの車両が、日産グローバル本社ギャラリーで2018年8月27日から9月30日まで展示されている。
2018年9月25日追記:展示期間が10月17日まで延長された。

先代モデルまでは「日産 スカイラインクーペ」の名称で日本でも販売されていたが、現行モデルは日本では販売されていない。

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インフィニティ Q60(2016年・V37型)

インフィニティ Q60

Q60中国仕様には、「Q60 豪华版」と「Q60 S 豪华运动版」の2種類のグレードがあり、google翻訳では豪华版はデラックス、豪华运动版はラグジュアリースポーツと表示される。
そのため、本記事では以下「デラックス」「ラグジュアリースポーツ」と表記する。
今回の展示車は2016年に製造されたデラックスで、ボディカラーはブリリアントシルバー。

インフィニティ Q60

19インチアルミホイールが標準装備されている。
フロントフェンダーにはエアアウトレットと「2.0t」のエンブレムが装着される。

インフィニティ Q60 ホイール

エンジンは日本のスカイラインセダンにも設定されている、独・ダイムラー社製2リッター・直列4気筒ターボの274A型で、最高出力155kW(211ps)、最大トルク350N・mを発生する。

燃費は13.3㎞/L(7.5L/100km)で、燃料タンクは76L。

インフィニティ Q60 274A型エンジン

トランスミッションもスカイラインと同じく7速ATが組み合わされている。
中国仕様の駆動方式はFRのみ。

インフィニティ Q60 内装

歩行者との接触の際に頭部を保護するため、エンジンフードを持ち上げる「ポップアップエンジンフード」は中国仕様には装備されておらず、フードを持ち上げるアクチュエーターの取付スペースはメッシュ状の部品でフタがしてある。
北米仕様と欧州仕様には装備されており、仕向け地によって安全装備に差を付けていることが分かる。

インフィニティ Q60

最高速度は235km/hと公表されており、スピードメーターは280km/hまで目盛られている。

インフィニティ Q60 スピードメーター

ペダルが通常の黒いペダルであることから、展示車のグレードがデラックスであることがわかる(ラグジュアリースポーツはアルミペダル)。

インフィニティ Q60 ペダル

内装はホワイトレザーシートとブラックレザーシートの2種類が設定されている。

インフィニティ Q60 シート

リアシートは2名分のため、乗車定員は4名となる。

インフィニティ Q60 リアシート

価格はデラックスが366,800人民元(日本円でおよそ595万円)、ラグジュアリースポーツが 385,800人民元(日本円でおよそ626万円)となっている。

説明用パネルの誤表記

インフィニティQ60中国仕様の駆動方式はFRのみで、北米仕様や欧州仕様にはAWDも設定されている。
展示車は中国仕様だが、日産グローバル本社ギャラリーの説明用パネルはAWDと誤表記されていた。

また、車両重量も展示車の「デラックス」は1,710㎏だが、説明用パネルには上級グレード「ラグジュアリースポーツ」の1,739㎏という数値が誤表記されている。

インフィニティ Q60

インフィニティQ60欧州仕様の3リッターV6エンジンとAWDの組み合わせが展示された際の記事は下記リンクを参照。

日本未発売のインフィニティQ60を展示
日産自動車の第118回定時株主総会が2017年6月27日にパシフィコ横浜で開催され、会場に日本未発売の2ドアクーペ「インフィニティQ60」が展示された。

インフィニティ Q60 主要諸元

全長:4,685㎜
全幅:1,853㎜
全高:1,397㎜
ホイールベース:2,850㎜
トレッド(前/後):1,555mm/1,580mm
車両重量:1,710㎏
サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
タイア:P255/40RF19 96V

インフィニティ Q60 エンジン主要諸元

エンジン型式:274A(直列4気筒・DOHC・ターボ)
総排気量:1,991㏄
最高出力:155kW(211ps)/5,500rpm
最大トルク:350N・m/1,500-3,500rpm

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