日産 北極で使用したEVを展示

日産の電気自動車「リーフ」が初のフルモデルチェンジを受けて2代目・ZE1型となり、2017年9月6日に発表された。

横浜市の日産グローバル本社ギャラリーでは2017年9月6日から11月12日まで新型リーフ展示イベントが開催されており、9月6日・7日にはプレーリージョイEVも展示された。

スポンサーリンク

プレーリージョイEV 北極実験車(1998年・PM11改)

プレーリージョイEV

ミニバン「プレーリージョイ」をベースとした電気自動車「プレーリージョイEV」は1997年(平成9年)に法人向けに30台がリース販売された。

日産は1990年(平成2年)にソニーが世界で初めて商品化したリチウムイオン電池を電気自動車に採用することを決定し、1992年(平成4年)にソニーとの共同開発をスタートした。
その結果、1995年(平成7年)の東京モーターショーでリチウムイオン電池搭載のEV「FEV Ⅱ」を出展。
1997年(平成9年)には市販車世界初のリチウムイオン電池搭載EVとして「プレーリージョイEV」を発売した。

プレーリージョイEV

プレーリージョイEVの最高速度は120㎞/h、航続距離は200㎞で、ミニバンのプレーリージョイがベースなので居住性にも優れていた。
展示車は2000年(平成12年)から国立極地研究所北極観測センターの支援車として使用された個体で、極寒の気象条件でも6年間無故障で稼働した。

プレーリージョイEV

プレーリージョイEV 主要諸元

ヘリテージコレクションNo.450
全長:4,545㎜
全幅:1,690㎜
全高:1,680㎜
ホイールベース:2,610㎜
トレッド(前/後):1,460mm/1,460mm
車両重量:1,700㎏
サスペンション(前/後):ストラット/パナールロッド付トレーリング式
ブレーキ(前後共):ディスク
タイア:195/65R15

プレーリージョイEV モーター主要諸元

モーター型式:ネオジム磁石同期モーター
最高出力:62kW(84ps)
最大トルク:166N・m(17kgm)

タイトルとURLをコピーしました