横浜市の日産グローバル本社ギャラリーでは、商用車の展示イベント「暮らしを支え続ける日産のクルマたち」が2017年6月14日から8月31日まで開催されている。
2017年8月1日から8月15日までは、パトロール消防車が展示されている。
パトロール 消防車（1978年・FHN60型）
1951年（昭和26年）発売の初代パトロール（4W60系）の時代から、パトロールを利用した消防車は、信頼性を評価され活躍した。
1960年（昭和35年）にモデルチェンジした2代目（60系）となった消防車仕様は、ホイールベース2,500㎜（ショート）のFG60系と、2,800㎜（ロング）のFH60系が設定され、FH60系には後輪駆動のFHN60型も設定された。
大型消防車と異なり、細い道にも入れる機動性から初期消火に利用された。
展示車は、1978年（昭和53年）から2005年（平成17年）までの27年間、名古屋の陶磁器メーカー・ノリタケカンパニーで消防活動に使用された個体。
パトロール 消防車 主要諸元
ヘリテージコレクションNo.435
全長：4,825㎜
全幅：1,850㎜
全高：2,100㎜
ホイールベース：2,800㎜
トレッド（前/後）：1,386mm/1,404mm
車両重量：2,400㎏
サスペンション（前/後）：全浮動式リーフ/半浮動式リーフ
ブレーキ（前後共）:ドラム
タイア：6.50-16-PR.LT/7.00-16-10PR.LT
パトロール 消防車 エンジン主要諸元
エンジン型式：PF型（直列6気筒・OHV）
総排気量：3,956㏄
最高出力：96kW(130ps)/3,600rpm
最大トルク：294N・m(30kgm)/1,600rpm
