ノート唯一のMT車となるスポーツグレード「ノート NISMO S」が2016年12月にマイナーチェンジを受け、2016年12月12日から2017年1月21日まで日産グローバル本社ギャラリーで展示されている。
現実的な価格で国産スポーツカーを手に入れるという視点で見ると、ノート NISMO Sは1.6リッターで5人乗りだが、ナビゲーションなどのオプションを付けると価格は290万円近くになり、2リッターで4人乗りのトヨタ86やスバルBRZとそれほど変わらない価格となる。
また2人乗りで問題なければ、1.5リッターのマツダロードスターも同じ価格帯である。
ノート NISMO S RECAROシート付車
外観は専用フロントグリル、専用リアバンパー(リアフォグランプ付)、専用ルーフスポイラー、専用サイドシルプロテクター、シャークフィンアンテナ、専用LEDハイパーデイライトを装備。
ノート NISMO Sはニスモが企画したが、架装作業はオーテックジャパンで行われるため、リアウインドウ右下にはオーテックのロゴが付く。
ホイールは17インチアルミホイールで、タイアは専用設計のブリジストン ポテンザS007。
タイアサイズは205/45R17。
専用ボディ補強はフロントトンネルステー・リアトンネルステー・フロントサスペンションメンバーステー・リアクロスバー・リアアンダーフロアVバー・リアサスペンションメンバーステーが装着される。
これらの補強はクイックなステアリングレスポンスや乗り心地、操縦安定性に効果を発揮するという。
ステアリングホイールは本革とアルカンターラを使用しており、レッドセンターマークとレッドステッチが付く。
メーターパネルはNISMOロゴ入りで、スピードメーターが260km/hスケールの専用コンビメーター。
メーカーオプションでRECARO社と共同開発したスポーツシートが用意される。
専用アルミ製ペダルとフットレストが装備される。
専用エキゾーストシステムのテール径は100㎜。
エンジンは専用チューンの施されたHR16DE型で、専用シリンダーヘッドと専用ピストンで圧縮比を高めている。さらにカムシャフトのハイリフト化と専用吸排気システムが採用されている。
最高出力103kW(140ps)/6,400rpmと最大トルク163N・m(16.6kgm)/4,800rpmを発生する。
ちなみに、NV200バネット用のHR16DEエンジンは最高出力80kW(109ps)/6,000rpm、最大トルク152N・m(15.5kgm)/4,400rpmである。
使用燃料はプレミアムガソリンで、燃料タンク容量は41L。
架装車両のためJC08モード燃費は公表されていない。
メーカー希望小売価格:2,598,480円
メーカーオプション
ブリリアントホワイトパール(特別塗装色・#QAB):37,800円
日産オリジナルナビ取付パッケージ:27,000円
ディーラーオプション
日産オリジナルナビ取付パッケージ付車用ナビゲーションMM516D-W:218,667円
フロアマット(ブラックNISMOバージョン):29,700円