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80周年特別展示でニッサン70型乗用車を展示

日産グローバル本社ギャラリーでは、2014年10月30日から12月1日まで、日産自動車の80周年を記念した特別展示の第4弾である「日産80周年グランドフィナーレ~80年のありがとうをこめて~」Part1が開催されている。
第4弾となる今回の展示はPart1とPart2に分かれており、今回はPart1として4台が展示された。

その中からニッサン70型乗用車を紹介する。

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ニッサン70型乗用車(1938年 70型)

ニッサン70型乗用車

「ニッサン」ブランドの生産は1937年(昭和12年)3月に始まった。
70型はその最初のモデルで、アメリカのグラハム・ページ社の生産設備を買い取って生産した。
グラハム・ページ社はアメリカの中堅自動車メーカーだったが経営不振に陥っており、日産は設計図と工作機械を買い取って輸入したのだ。

ボディサイズは当時のフォードやシボレーなどのアメリカ車とほぼ同じで、これには自動車先進国アメリカの技術を吸収して日本の自動車産業を自立させようという意図があった。

ニッサンブランドの登場によって、小型車は「ダットサン」、大型車は「ニッサン」の2つのブランドが使い分けられることになった。

70型乗用車には「標準型セダン(4000円)」と「特殊型セダン(4500円)」の2種類がラインナップされ、後にオープンボディの「フェートン」も追加された。
今回の展示車は特殊型セダン。
70型乗用車は新子安の工場で1937年から1940年までにおよそ5500台が生産された。

内装はテレンプやラシャといった織物が張られている

ヘリテージコレクションNo.7
全長:4,750㎜
全幅:1,720㎜
全高:1,750㎜
ホイールベース:2,794㎜
トレッド(前/後):1,419/1,441㎜
車両重量:1,410㎏
サスペンション(前/後):平行リーフ/平行リーフリジッド
ブレーキ(前/後):ドラム/ドラム
タイア:6.00-16-4PR

エンジン主要諸元

エンジン型式:A型(直列6気筒・サイドバルブ)
総排気量:3,670㏄
最高出力:63kW(85ps)/3,400rpm
最大トルク:226N・m(23.0kgm)/1,200rpm

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