日産ローレルの5代目(C32型)を展示

日産ローレルの5代目(C32型)が、2022年(令和4年)6月6日から7月19日まで日産グローバル本社ギャラリーに展示された。

スポンサーリンク

日産ローレル 4ドアハードトップ V20ターボメダリスト エミネンス(1984年・GC32型)

日産ローレル 4ドアハードトップ V20ターボメダリスト エミネンス(1984年・GC32型)

5代目ローレルは1984年(昭和59年)10月に発売された。
前型の4代目・C31型は空力性能を強調したヨーロッパ調のスマートなデザインだったが、それがこのクラスのクルマを買う顧客から「豪華さに欠ける」とネガティブに受け取られたため、5代目・C32型では豪華に見えるアメリカ車的な押し出しの強いデザインとされた。

日産ローレル 4ドアハードトップ V20ターボメダリスト エミネンス(1984年・GC32型)のリヤビュー

デザインの変化は広告にも表れており、4代目は登場時の広告のキャッチコピーが「アウトバーンの旋風(かぜ)」。
それに対して5代目発売時の広告のキャッチコピーは「ビバリーヒルズの共感ローレル」で、CMにはサックス奏者の渡辺貞夫氏が出演した。

日産ローレル 4ドアハードトップ V20ターボメダリスト エミネンス(1984年・GC32型)のフロントグリル

日産ローレル 4ドアハードトップ V20ターボメダリスト エミネンス(1984年・GC32型)のエンブレム

内装もアメリカ車的な豪華な雰囲気となっている。

日産ローレル 4ドアハードトップ V20ターボメダリスト エミネンス(1984年・GC32型)の運転席

日産ローレル 4ドアハードトップ V20ターボメダリスト エミネンス(1984年・GC32型)のシート

5代目ローレルはドアミラーを電動で格納できる「電動格納式ドアミラー」や、自動防眩式ルームミラー「オートリフレックスルームミラー」を世界で初めて装備した。
後期型ではフッ素樹脂塗装「スーパーファインコーティング」を世界初採用した限定車も発売された。

展示車は前期型の最上級グレードであったV20ターボメダリスト エミネンスで、雨滴感知式オートワイパーやメモリー機能付パワーシート、イコライザー付きオーディオが装備されている。

日産ローレル 4ドアハードトップ V20ターボメダリスト エミネンス(1984年・GC32型)の雨滴感知式オートワイパーのセンサー

日産ローレル 4ドアハードトップ V20ターボメダリスト エミネンス(1984年・GC32型)のパワーシートのスイッチ

展示車にはディーラーオプションの空気清浄機「ピュアトロン」とルーフバイザーが装着されている。
ルーフバイザーにはエンブレムが装着されている。

日産ローレル 4ドアハードトップ V20ターボメダリスト エミネンス(1984年・GC32型)のピュアトロン

日産ローレル 4ドアハードトップ V20ターボメダリスト エミネンス(1984年・GC32型)のルーフバイザー

5代目ローレルは、1985年(昭和60年)に日本テレビ系で放送されたドラマ「誇りの報酬」の劇用車としても使用された。

ローレル 4ドアハードトップ ターボメダリスト エミネンス 主要諸元

ヘリテージコレクションNo.493
全長:4,675㎜
全幅:1,690㎜
全高:1,390㎜
ホイールベース:2,670㎜
トレッド(前/後):1,420㎜/1,415㎜
車両重量:1,400㎏
サスペンション(前/後):ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ:195/70HR14

ローレル 4ドアハードトップ ターボメダリスト エミネンス エンジン主要諸元

エンジン型式:VG20ET型(V型6気筒・OHC・ターボ)
総排気量:1,998㏄
最高出力:125kW(170ps)/6,000rpm
最大トルク:216N・m(22.0kgf・m)/4,000rpm

同時に展示された初代ローレルと2代目ローレルの記事は下記リンクから。

日産 初代ローレル(C30型)を展示
日産ローレルの初代(C30型)が、2022年(令和4年)6月6日から7月19日まで日産グローバル本社ギャラリーに展示された。
日産ローレルの2代目(C130型)を展示
日産ローレルの2代目(C130型)が、2022年(令和4年)6月6日から7月19日まで日産グローバル本社ギャラリーに展示された。
今年は2代目ローレルの発売50周年にあたる。

タイトルとURLをコピーしました