ダットサン240Z モンテカルロラリー参戦車を展示

横浜市の日産グローバル本社ギャラリーでは、2018年8月21日から11月27日までの予定で、特別展示イベント「世界に挑め。日産グローバルモータースポーツ60年~ 60 years of NISSAN International Motorsport~」を開催している。

日産が海外でのモータースポーツ活動を始めてから60年となるのを記念して、ヘリテージカーの中から代表的な競技車両14台が2台ずつ7回に分けて展示される。
今回は9月4日から9月17日まで展示されている、モンテカルロラリーで3位になったダットサン240Zを紹介する。

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ダットサン240Z 1972年第41回モンテカルロラリー 総合3位(1972年・HLS30型)

ダットサン240Z モンテカルロラリー参戦車

ダットサン240Z(日本名:日産フェアレディZ)は、サファリラリーだけでなくモンテカルロラリーにも参戦した。
雪や氷の上で行われるモンテカルロラリーでは、駆動輪に荷重のかかりやすいFF方式のミニや、RR方式のアルピーヌA110が活躍しており、FR方式の240Zにとっては不利な条件だった。

しかし、ラウノ・アルトーネン/ジャン・トッド組の5号車は3位に入賞し、ラリー関係者を驚かせた。
コ・ドライバーだったジャン・トッド氏は現在FIA(国際自動車連盟)会長を務めている。

ダットサン240Z モンテカルロラリー参戦車

フロントグリルには、ヘッドランプを補助するためのドライビングランプが4個装着されている。
タイアはダンロップのスノーラジアル・SP44を装着。
ブレーキはフロント・ベンチレーテッドディスク、リア・アルミフィン付きドラムとなっている。

ダットサン240Z モンテカルロラリー参戦車

オドメーターは9,569㎞を指していた。

ダットサン240Z モンテカルロラリー参戦車
ダットサン240Z モンテカルロラリー参戦車

2014年に展示された際の記事は下記リンクを参照。

ダットサン240Z ラリー参戦車を展示
日産自動車は日本の自動車メーカーで初めて、モンテカルロラリーにワークス参戦。1965年から1967年にブルーバード、1968年から1969年はフェアレディ、そして1971年から1973年にフェアレディZが使用された。

ダットサン240Z 1972年第41回モンテカルロラリー 総合3位 主要諸元

ヘリテージコレクションNo.061
全長:4,115㎜
全幅:1,630㎜
全高:1,290㎜
ホイールベース:2,305㎜
トレッド(前/後):1,355mm/1,345mm
車両重量:1,050㎏
サスペンション(前/後):ストラット/ストラット
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ドラム(アルミフィン付)
タイア:FR70-14 ダンロップSP44(PW72+スパイク/PW51・R7)

ダットサン240Z 1972年第41回モンテカルロラリー 総合3位 エンジン主要諸元

エンジン型式:L24(直列6気筒・OHC)
総排気量:2,393㏄
最高出力:162kW(220ps)/7,200rpm
最大トルク:230N・m(24.0kgm)/6,400rpm

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