日産 スカイラインGTS-RのグループA仕様を展示

横浜市の日産グローバル本社ギャラリーでは、2018年8月21日から11月27日までの予定で、特別展示イベント「世界に挑め。日産グローバルモータースポーツ60年~ 60 years of NISSAN International Motorsport~」を開催している。

日産が海外でのモータースポーツ活動を始めてから60年となるのを記念して、ヘリテージカーの中から代表的な競技車両14台が2台ずつ7回に分けて展示される。
今回は2018年10月30日から11月12日まで展示された、スカイラインGTS-RのグループAレース仕様車を紹介する。

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スカイラインGTS-R 1988年欧州ツーリングカー選手権出場車(1988年・HR31型)

スカイラインGTS-R 1988年欧州ツーリングカー選手権出場車

1987年(昭和62年)に800台限定で発売されたスカイラインGTS-Rは、グループAレース車両のベース車として作られ、エンジンの最高出力は190psから210psへ引き上げられていた。
グループAレース仕様ではさらに出力が高められ、400psを発生した。

スカイラインGTS-R 1988年欧州ツーリングカー選手権出場車
スカイラインGTS-R 1988年欧州ツーリングカー選手権出場車

展示車はニスモの欧州活動拠点だったNMEが制作した車両で、1988年(昭和63年)の欧州ツーリングカー選手権(ETC)にアラン・グレイス/ウィン・パーシー組で参戦。
スパ・フランコルシャン24時間レースではアンデルス・オロフソンを加えた3名で総合6位に入賞した。

スカイラインGTS-R 1988年欧州ツーリングカー選手権出場車
スカイラインGTS-R 1988年欧州ツーリングカー選手権出場車

2018年7月に展示された際の記事は下記リンクを参照。

日産 スカイラインGTS-Rのレース仕様車を展示
横浜市の日産グローバル本社ギャラリーでは、2018年5月12日から8月20日までの予定で、ヘリテージカーを特別展示するイベント「よみがえる日産の名車たち」を開催している。今回は7月20日から7月31日まで展示されている、スカイラインGTS-Rのレース仕様車を紹介する。

スカイラインGTS-R 1988年欧州ツーリングカー選手権出場車 主要諸元

ヘリテージコレクションNo.255
全長:4,660㎜
全幅:1,690㎜
全高:1,325㎜
ホイールベース:2,615㎜
トレッド(前/後):1,460mm/1,465mm
車両重量:1,180㎏
サスペンション(前/後):ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ(前/後):13インチベンチレーテッドディスク/12インチベンチレーテッドディスク
タイア:240-625-17/240-655-17

スカイラインGTS-R 1988年欧州ツーリングカー選手権出場車 エンジン主要諸元

エンジン型式:RB20DET-R(直列6気筒・DOHCターボ)
総排気量:2,029㏄
最高出力:294kW(400ps)/7,200rpm
最大トルク:412N・m(42.0kgm)/6,000rpm

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