日産 歴代GT-R3台を展示

日産グローバル本社ギャラリーでは、2019年11月12日から2020年1月13日までNISMOブランドをテーマにした展示イベントが開催され、歴代GT-Rの中から3台が展示された。

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日産 スカイライン2000GT-R(1973年・KPGC110型)

日産 スカイライン2000GT-R

4代目スカイラインの2000GT-Rは1973年(昭和48年)1月に発売された。
前モデルよりボディが大きくなったため、当初よりレースへの参戦を目的とはしていなかったが、東京モーターショーの展示用に内外装をレース仕様にした「スカイライン2000GT-R レーシングコンセプト」が1台制作された。

スカイライン2000GT-R レーシングコンセプトの記事は下記リンクから。

日産 1台だけのケンメリGT-Rレース仕様を展示
東京・銀座の日産クロッシングでは、4代目スカイライン(通称ケンメリ)のGT-Rレース仕様車を展示している。
展示期間は2018年10月14日から11月25日まで。このレース仕様車は、東京モーターショー展示用に1台だけ制作された車両である。

日産 スカイライン2000GT-R 主要諸元

ヘリテージコレクションNo.068
全長:4,460㎜
全幅:1,695㎜
全高:1,380㎜
ホイールベース:2,610㎜
トレッド(前/後):1,395㎜/1,375㎜
車両重量:1,145㎏
サスペンション(前/後):ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ(前後共):ディスク
タイア:175HR14

日産 スカイライン2000GT-R エンジン主要諸元

エンジン型式:S20型(直列6気筒・DOHC)
総排気量:1,989㏄
最高出力:118kW(160ps)/7,000rpm
最大トルク:177N・m(18.0kgf・m)/5,600rpm

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NISMO GT-R LM 公認用ロードカー(1995年・BCNR33型)

日産は1995年(平成7年)のル・マン24時間レースに、当時発売されていたスカイラインGT-R(BCNR33型)ベースのレーシングカーで参戦を計画。
しかし、市販車の改造では上位入賞は困難と判断し、ニスモがスカイラインGT-Rをベースに制作したル・マン24時間レース専用車「NISMO GT-R LM」で参戦した。

NISMO GT-R LM 公認用ロードカー

当時のル・マン24時間レースのレギュレーションでは、参戦するレーシングカーのベース車は公道走行が可能な仕様を制作して登録することが求められていた。
そのため、ニスモはGT-R LMのロードカーを1台制作し、イギリスでナンバーを登録してル・マン24時間レースに参戦するレーシングカーのベース車としての認証を取得した。

GT-R LMは外観だけでなく、駆動方式もスカイラインGT-Rの4輪駆動から後輪駆動に変更されている。

NISMO GT-R LM 1996年ル・マン参戦車は下記リンクから。

NISMO GT-R LM 1996年ル・マン24時間レース参戦車を展示
横浜市の日産グローバル本社ギャラリーでは、2018年8月21日から11月25日までの予定で、特別展示イベント「世界に挑め。日産グローバルモータースポーツ60年~ 60 years of NISSAN International Motorsport~」を開催している。今回は11月13日から11月25日まで展示されている、NISMO GT-R LM 1996年ル・マン24時間レース参戦車を紹介する。

NISMO GT-R LM 公認用ロードカー 主要諸元

ヘリテージコレクションNo.181
全長:4,675㎜
全幅:1,880㎜
全高:1,300㎜
ホイールベース:2,720㎜
トレッド(前/後):1,550㎜/1,580㎜
車両重量:1,580㎏
サスペンション(前後共):ダブルウィッシュボーン
ブレーキ(前後共):ベンチレーテッドディスク
タイア:265-35-R18

NISMO GT-R LM 公認用ロードカー エンジン主要諸元

エンジン型式:RB26DETT型(直列6気筒・DOHC・ツインターボ)
総排気量:2,568㏄
最高出力:224kW(305ps)/6,800rpm
最大トルク:372N・m(38.0kgf・m)/4,500rpm

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ペンズオイル ニスモGT-R JGTCシリーズチャンピオン レプリカ(1998年・BCNR33型)

ペンズオイル ニスモGT-R

9代目スカイラインのGT-R(BCNR33型)は、1995年(平成7年)1月に市販車が発売され、同年4月に鈴鹿サーキットで行われた全日本GT選手権(JGTC)開幕戦でレースデビューした。

1998年(平成10年)シーズンはエンジン排気量を2,568㏄から2,708㏄へ拡大し、最高出力500馬力以上を発生。
エリック・コマス/影山正美組がドライブした23号車のペンズオイル ニスモGT-RがGT-Rにとって2年ぶりのシリーズチャンピオンを獲得した。

gt-r gt500

1998年の23号車は実車とレプリカの2台が保存されており、今回の展示車はレプリカ。
実車の写真は下記リンクから。

ペンズオイル ニスモGT-R 1998年モデルを展示
日産グローバル本社ギャラリーでは、2015年11月29日にニスモフェスティバルが開催されたのに合わせて、2015年11月28・29日の2日間レーシングカーの特別展示が行われた。5台のレーシングカーが展示されたが、今回はペンズオイル ニスモGT-Rを紹介する。

ペンズオイル ニスモGT-R JGTCシリーズチャンピオン 主要諸元

ヘリテージコレクションNo.388
全長:4,675㎜
全幅:1,880㎜
全高:1,280㎜
ホイールベース:2,720㎜
トレッド(前/後):1,560㎜/1,535㎜
車両重量:1,200㎏以上
サスペンション(前後共):ダブルウィッシュボーン
ブレーキ(前後共):ベンチレーテッドディスク
タイア(前/後):315-40-R18/335-40-R18

ペンズオイル ニスモGT-R JGTCシリーズチャンピオン エンジン主要諸元

エンジン型式:RB26DETT型(直列6気筒・DOHC・ツインターボ)
総排気量:2,708㏄
最高出力:368kW(500ps)以上/6,000rpm
最大トルク:706N・m(72kgf・m)以上/4,400rpm

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