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レストアされたプリンス グロリアを展示

日産グローバル本社ギャラリーでは、2020年2月1日から6月27日までの予定で、日産名車再生クラブによってレストアされたプリンス グロリアが展示されている。

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プリンス グロリア スーパー6 第2回日本グランプリT-Ⅵレース参戦車レプリカ(1964年・S41D型)

プリンス グロリア スーパー6 第2回日本グランプリT-Ⅵレース参戦車レプリカ

2代目プリンス・グロリアは1962年(昭和37年)に登場し、翌1963年(昭和38年)にはスーパー6を追加。
スーパー6は国産の2リッタークラスとしては初となる直列6気筒・OHCのG7型エンジンが搭載されていた。
G7型エンジンは日本で初めて最高出力が100馬力を超える105馬力を発生した。

モータースポーツでは、1964年(昭和39年)に開催された第2回日本グランプリのT-Ⅵレースに参戦。
大石秀夫選手の39号車が1位、杉田幸朗選手の38号車が2位となった。

展示車はレース後に展示用として制作された39号車のレプリカで、2019年5月~12月にかけて、日産名車再生クラブの手によってレストアが行われた。
このレプリカはグロリア・スーパー6がベースとなっているが、実際のレース車両は普通のグロリアにスーパー6用の部品を取り付けて制作されていたという。
レプリカと実際のレース車両の仕様が違っていたことから、見える部分は極力当時の仕様に寄せるという方針でレストア作業が行われた。

 

レストア前の内装は2本スポークのステアリングだったが、当時の状態を再現するためにスカイラインGTのレストア時に用意されていた3本スポークステアリングを使い、ボスを新規制作して取付。
インストルメントパネル上のタコメーターも再現された他、西陣織のシートとドアトリムも張り替えられた。

運転席と助手席は当時オプションだったセパレートシートで、残されたリアシートにロールケージが取り付けられている。

プリンス グロリア スーパー6 第2回日本グランプリT-Ⅵレース参戦車 主要諸元

ヘリテージコレクションNo.031
全長:4,650㎜
全幅:1,695㎜
全高:1,480㎜
ホイールベース:2,680㎜
トレッド(前/後):1,380㎜/1,400㎜
車両重量:1,200~1,218㎏
サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/ド・ディオンアクスル
ブレーキ(前後共):ドラム
タイア:5.50L-13(R6)

プリンス グロリア スーパー6 第2回日本グランプリT-Ⅵレース参戦車 エンジン主要諸元

エンジン型式:GR7A(直6・OHC)
総排気量:1,988㏄
最高出力:103kW(140ps)/6,800rpm
最大トルク:197N・m(17.0kgf・m)/5,000rpm

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