日産 キャラバン チェアキャブをレストアして展示

毎年夏に日本テレビ系で放送される「24時間テレビ 愛は地球を救う」 。
日産自動車は1978年(昭和53年)の第1回からメインスポンサーを務め、福祉車両を寄贈してきた。

同番組の第1回寄贈福祉車両の「キャラバン チェアキャブ」がレストアされ、日産グローバル本社ギャラリーで2016年8月2日から8月28日まで展示されている。

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キャラバン チェアキャブ 「24時間テレビ 愛は地球を救う」第一回寄贈福祉車両(1979年・53ZHPE20型)

キャラバンチェアキャブ

E20型キャラバンは、1973年(昭和48年)に商用車として誕生した。
バリエーションには3/6人乗りバン、9人乗りコーチ、15人乗りマイクロバスがあり、救急車やキャンピングカーのベース車としても使われる多目的車だった。

キャラバンチェアキャブ

1977年(昭和52年)には「キャラバン ハイルーフバン」をベースに車いす専用リフト、車いす固定装置を取り付けた「チェアキャブ」が追加された。
チェアはホイールチェア(車いす)、キャブは自動車を表し、チェアキャブは現在でも日産の福祉車両に設定されている。

キャラバンチェアキャブ
キャラバンチェアキャブ

展示車は「24時間テレビ 愛は地球を救う」第一回寄贈福祉車両213台の中の27号車で、京都の聖ヨゼフ会で約20年間使用された。

その後、日産のディーラーで物置代わりに使われていた同車を日産自動車が回収し、オーテックジャパンで2015年にレストア作業が行われた。

キャラバンチェアキャブ

ボディサイドの「聖ヨゼフ整肢園」のロゴはフリーハンドで描かれている。

キャラバンチェアキャブ

全長:4,690㎜
全幅:1,690㎜
全高:2,180㎜
ホイールベース:2,730㎜
トレッド(前/後):1,385㎜/1,390㎜
車両重量:1,740㎏
サスペンション(前/後):独立懸架トーションバー/半楕円リーフリジッド
ブレーキ(前後共):ドラム
タイア(前後共):6.00-14-6PRLT

エンジン主要諸元

エンジン型式:H20型(直列4気筒・OHV)
総排気量:1,982㏄
最高出力:68kW(92hp)/4,800rpm
最大トルク:157N・m(16.0kgm)/3,200rpm

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