日産グローバル本社ギャラリーでは、展示イベント「The Game Changers 革新をもたらしたクルマたち」を2017年10月7日から2018年1月8日まで開催している。
このイベントは歴代日産車の中から、従来の固定観念を打破して新しい価値を生み出したクルマを紹介するというもの。
イベント期間中は展示車の入れ替えが行われ、計12台が展示される。
今回は2017年12月16日から2018年1月8日まで展示されているBe-1を紹介する。
2017年12月28日~2018年1月1日は休館日となる。
日産 Be-1(1987年・BK10型)
コンパクトカーは大量生産・大量販売が前提のためコストの制約が厳しく、特定の客層だけをターゲットとした個性的な車を作ることは難しい。
「Be-1」は、初代マーチをベースに制作したコンセプトカーとして、1985年(昭和60年)の第26回東京モーターショーに展示された。
市販を望む声が多かったため、1987年(昭和62年)に1万台限定で発売され、レトロなデザインで話題となった。
Be-1はその後の「PAO」「FIGARO」へ続くパイクカーの第一弾となった。
Be-1にはノーマルルーフとキャンバストップの2種類があり、今回の展示車はノーマルルーフ。
走行距離は5,400㎞だった。
日産 Be-1主要諸元
ヘリテージコレクションNo.112
全長:3,635㎜
全幅:1,580㎜
全高:1,395㎜
ホイールベース:2,300㎜
トレッド(前/後):1,365mm/1,350mm
車両重量:700㎏
サスペンション(前/後):ストラット/4リンク
ブレーキ(前/後):ディスク/ドラム
タイア:165-70HR12
日産 Be-1エンジン主要諸元
エンジン型式:MA10S(直列4気筒・OHC)
総排気量:987㏄
最高出力:38kW(52ps)/6,000rpm
最大トルク:74N・m(7.6kgm)/3,600rpm