日産 初代キューブを展示

日産グローバル本社ギャラリーでは、展示イベント「The Game Changers 革新をもたらしたクルマたち」を2017年10月7日から2018年1月9日まで開催している。

このイベントは歴代日産車の中から、従来の固定観念を打破して新しい価値を生み出したクルマを紹介するというもの。
イベント期間中は展示車の入れ替えが行われ、計12台が展示される。
今回は2017年11月17日から12月1日まで展示された初代キューブを紹介する。

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キューブ 4WD X(1999年・ANZ10型)

初代キューブ

初代キューブは2代目マーチ(K11型)をベースにしたトールワゴンとして、1998年(平成10年)2月に登場した。
キューブ(立方体)の名前の通り、全高をマーチより200㎜高くして室内高を拡大していた。
当時の日産は莫大な有利子負債を抱えていたが、その時期の日産を支えていたのが初代キューブと2代目マーチであった。

初代キューブ

エンジンは82馬力を発生する1.3リッターのCG13DEだったが、1999年(平成11年)11月のマイナーチェンジでCGA3DEに変更され、最高出力が85馬力となった。
同時に4WDも追加された。
展示車は最上級グレード「X」の4WD車である。

初代キューブ

ドアハンドルは6代目ローレル(C33型)用が流用されていた。

初代キューブ

キューブ 4WD X 主要諸元

ヘリテージコレクションNo.419
全長:3,750㎜
全幅:1,610㎜
全高:1,625㎜
ホイールベース:2,360㎜
トレッド(前/後):1,375mm/1,335mm
車両重量:1,090㎏
サスペンション(前/後):ストラット/パラレルリンク・ストラット
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ドラム
タイア:175-60-R14 79H

キューブ 4WD X エンジン主要諸元

エンジン型式:CGA3DE(直列4気筒・DOHC)
総排気量:1,348㏄
最高出力:62kW(85ps)/6,000rpm
最大トルク:120N・m(12.2kgm)/4,000rpm

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