日産グローバル本社ギャラリーでは、2016年2月13日から3月31日まで「セドリック&グロリア展」を開催しており、前半である2月13日から2月28日までは230型グロリアと332型セドリックが展示されている。
今回は230型グロリアを紹介する。
グロリア カスタムデラックス(1975年・230型)
1971年2月発売の4代目グロリア(230型)は、セドリックとの統合が行われた初のモデル。
当時のデザイントレンドだった「コークボトルライン」を取り入れたスタイリングが優しく上品なものとなった。
同時期にライバルのトヨペット クラウンは「スピンドルシェイプ(紡錘型)」という丸みを帯びた形状を採用したが、不評だった。
そのため、230型セドリック/グロリアは歴代のセドリック/グロリアの中で唯一、販売面でクラウンを上回ったと言われている。
展示車はL20エンジン搭載のカスタムデラックスで、4速コラムシフト、バキューム式トランクオープナー、自動巻取り式シートベルトを装備する。
230型のセダンは、刑事ドラマ「特別機動捜査隊」「大都会」「西部警察」でも活躍した。
ヘリテージコレクションNo.277
全長:4,690㎜
全幅:1,690㎜
全高:1,445㎜
ホイールベース:2,690㎜
トレッド(前/後):1,385㎜/1,380㎜
車両重量:1,300㎏
サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/リーフリジッド
ブレーキ(前/後):ディスク/ドラム
タイア(前後共):6.95-14-4PRチューブレス
エンジン主要諸元
エンジン型式:L20型(直列6気筒・OHC・シングルキャブ)
総排気量:1,998㏄
最高出力:115ps/5,600rpm
最大トルク:16.5㎏m/3,600rpm