東京・銀座の日産クロッシングでは、日産がイタリアのデザイン会社・イタルデザインと共同開発したプロトタイプ「Nissan GT-R50 by Italdesign」を、2018年10月15日から11月25日まで展示している。
2018年11月26日追記:展示期間が11月28日まで延長された。
2018年7月12日にイギリスで開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で初公開された後アメリカで展示され、今回日産ブランドのグローバル発信拠点である日産クロッシングでの展示となった。
Nissan GT-R50 by Italdesign
「Nissan GT-R50 by Italdesign」は、イタルデザインが2018年に、GT-Rが2019年にそれぞれ誕生50周年となることから、日産とイタルデザインが初めて提携して制作したプロトタイプで、「GT-R NISMO」をベースとして、イタリアのテイラーメイドを組み合わせたモデルとなっている。
内外装のデザインは日産デザインヨーロッパと日産デザインアメリカが担当し、開発・設計・製造はイタルデザインが担当している。
ボディカラーはリキッドキネティックグレイという色で、エナジェティックシグマゴールドをアクセントに加えている。
タイヤは21インチのミシュラン・パイロットスーパースポーツ。
サイドシルプロテクターには「GT-R50 by ITALDESIGN」のロゴが貼られている。
リヤガラスは小さな逆台形型で、ラゲッジルームはテールゲートを備えたハッチバックとなっている。
リヤコンビネーションランプは宙に浮いたようなデザインとなっている。
エンジン型式はベース車と同じVR38DETT型だが、GT3規定のレーシングカー「GT-R NISMO GT3」のノウハウを生かしてニスモが手作業で組み立てを行い、最高出力720ps・最大トルク780N・mを発生するという。
日産はこのプロトタイプを基にした車両を限定生産する可能性があり、その際の台数は最大50台の限定生産。
それぞれの車両は顧客の好みに合わせて仕立てられ、生産はイタルデザインが行うとしている。
日産が発表した「想定価格」は90万ユーロで、日本円に換算した金額は1億1700万円(2018年10月15日現在)となる。
Nissan GT-R50 by Italdesignの内装は下記リンクを参照。